第76号 中国武漢発・新型コロナウィルスの、功罪

コロナインフルエンザの波及は、今朝の報道によりますと、ついに中国べったりのWHOの事務局長も、世界的大流行と認めざるを得ない状況になっているようです。
しかし、日本での報道は、NHKのニュースは相変わらず不安をあおるような報道ぶりですが、その他の報道機関や出版業界、ネットの動きは微妙に変わってきているようです。

そんな中、二日ほど前に岡山県のお客様から次のようなメールが届きました。前号に書いた舞の海秀平氏の精神にも通じるような、また、私の気持ちにもピッタリの内容でしたので、ご紹介いたします。

「私も含めて、人の弱さや醜さ・生き様があぶりだされる状況にあって、人としての強さや優しさ、誠実さを発揮するよう、天からあたえられた試験のような氣がしています」

実は私も「功罪」の「功」の方を、折に触れてメモしていたので、それをご紹介したいと思います。

  1. 地球全体に広まり「悪」をあばく。巨悪から小悪人まで。
  2. 宇宙の真理を証明してくれている。
  3. 個々人の本性をさらけ出す。
  4. 「スポーツ神話」に、ようやくブレーキをかけてくれた。

この(4)の「スポーツ神話」に関しては、教職にあった20代のころから何度も『スポーツ神話を斬る』と題して、本に書いたり全国各地での講演の機会があるたびに訴え続けてきたことなのです。

「わが子にスポーツをさせておけば、わが子の人格形成は間違いがない!」

70数年前の終戦時に、日本を骨抜きにさせようと占領軍が立てたいくつかの作戦の中に「3S作戦」というのがあります。
「スクリーン セックス スポーツ。この三つを日本にはびこらせれば、日本は我々が手を下さなくても、自ら堕落して行き、二度と我々に歯向かう気力も体力もなくなる。」
ちなみにこの「3S作戦」を含む、日本つぶしの作戦名は、「人間獣化作戦」といい、日本と当時の日本の同盟国ドイツに向けての作戦でした。

ドイツにはゲッペルスという優れた政治家がいて、この作戦を見破り、以後、数十回にわたって自国の憲法を改正してきました。
日本は、終戦後7年間の占領期間の間に、すっかり骨を抜かれ、魂を抜かれ戦勝国が作って押し付けた憲法を、押し頂き、ただの一度も改正できずにいます。

このくらい日本人は腑抜けにされてしまったのですから、70数年前の「彼ら」の作戦は、ものの見事に大成功を治めているのです。
思わず、話が飛んでしまいました。

要するに、「スポーツさえさせておけば、わが子の心身の成長は、間違いないのだ」という「神話」に、今回の「コロナちゃん」は、ものの見事に水を差してくれたというわけです。
私が、ある人々は悪魔の権化のように恐れている新型ウイルスを「コロナちゃん」と以前から親しげに呼んでいるのは、こういうことが土台にあったからなのでした。
今回は、思わず力が入りました。

なお、来週3月16日は、予定通り、34回目として東京浅草雷門斜め向いの「浅草文化観光センター」で、2時から勉強会を行います。
お近くの方はぜひどうぞ。

ありがとうございます。

木村 将人