第369号「平方メートルと坪って、違うんですか~~~」

最近私が力を入れて営業活動をしているのは『居住範囲・イヤシロチ化』のためのリフォーム工事の事です。

幸いにも、メルマガに書いただけで何人かからのお問い合わせがあり、実際の工事の日程を組むところまで行っています。

そんな中、思わず笑ってしまったお問い合わせのメールが飛び込んできました。

 

静岡県にお住いの40代後半の女性からです。

この方は最初はお役立ち商品をお買い上げ下さったのがきっかけで、メールのやり取りが始まり、その中で気になることがありましたので「縄文の施術」をお勧めしたのです。

すぐにお申し込みになられましたので施術して、報告書を2通お送りしました。

その中で、住居環境が悪いからと言って『居住範囲・イヤシロチ化』のリフォーム工事をお勧めし、その価格を提示して、ご自宅の「坪数」を問い合わせたのでした。

その際に、坪数の出し方、2階建てあれば1階部分だけでいいのですよとくどいほど書き送ったのでした。

すると、

「我が家は132平方メートルあります。坪1万円としても132万円なので、とても払えませんので、今回は諦めます」

というメールが届いたのです。

 

私は思わず笑ってしまいました。

そして、平方メートルから坪数を出すのは、3,3で割るのですよとていねいに説明して、その結果は40だから、40万円ですよと書き送ったのでした。

その時にふと、この人は不動産会社の資料を見て132平方メートルという数字を書いてきたのではないかと思いまして、青森の田舎でも平屋建てで40坪と言えば相当な家だから、ひょっとして二階建てなのではないかと思って、その旨も問い合わせたのです。

 

果たして、「うちは2階建てです」との返信が来ました。

そして、今回のメルマガの表題にもらった言葉が記されていたのです。

「平方メートルと坪って、ちがうんですか~~~」

 

「2階部分を引けば、40坪よりも確実に少なくなりますので、それなら、私のお財布でも間に合いそうですので、是非お願いします」

 

私は正直あきれ返ってしまったのですが「待てよ」と思って、わが社の50代前半の2人の男性社員にこの事を話してみたのです。

すると、

「今時の人は坪なんて言葉は知らないよ。書いて説明したっていうけど、ほとんどの人はそんなものを読まないよ」

という言葉が返ってきたのです。

 

何と言うことはない。笑われるのは私の方だったのです。

独りよがりの思い込みで「坪単位1万5千円ですよ。坪数を出すのは、タテ掛けるヨコで、出てきた数字を、3,3で割るのですよ」とエラソウに何度も書いてきたのでした。

 

平方メートルと坪と同じ単位だと思い込んでる人にとっては、自分の居住地の坪数は実際の数字よりも3,3倍もの数値が出てくるわけで、それに1万5千円を掛ければ、とんでもない高額の数字が出てくるわけです。

これじゃあ、とてもじゃないが手も足も出ない、と思い込むのは無理ありません。

 

昭和17年生まれの男にとって、始めて味わう「強烈な世代間ギャップ」の現実でした。

始めから「3,3平方メートル当たり、1万5千円ですよ」

と言えばいいのか、と改めて「令和の営業の仕方」を思い知らされた数日でありました。

それにしても「書くことで、相手に伝わる」ということを信じているのもまた、私の時代錯誤の一つなのかなあ。

 

話題を変えます。

メルマガ363号で予告していた、豊岡憲治先生の『まゆつば物語』の復刻版が出来てまいりました。

20年ほど前の豊岡先生が、全国各地から来院して来られる患者さんを、片っ端から治して上げていたその記録です。

ただ、こういう患者さんも治しましたよ、というだけの自慢めいた記録ではないのです。

こういう症状の患者さんにはこういう処方で治しましたと、その都度の患者さんへ投与した漢方薬の名称を、惜しげもなく公開しているのです。

いわば医者としての企業秘密、秘密兵器をこれでもか、これでもかと公開しているのです。

20年ぶりに復刻したいという思いに駆られて、豊岡先生のご家族の方に許可をお願いしに行ったら、二つ返事で承認を得ましたので復刻したわけです。

 

この豊岡先生の復刻の作業に当たっては、その私の気持を汲んでくれて、私に余分のお金がないことを知っているある方が、無利子無期限で印刷費を御用立てしましょうと申し出てくれたのです。

宮崎県都城市の今村大恵さんという方です。

 

この今村さんから『まゆつば物語』が復刻されたら、豊岡先生の事をより深く知っていただきたいので、豊岡先生に関する資料を添付してくださいと、豊岡先生を始めて知る方々のための資料を送っていただいていますので、それを添付いたします。

 

よく「一家に一冊、必読の書」などという宣伝文句を目にしますが、この本は

「一人一冊、必携の書」

とでも言いたい内容です。

というのは。この本の第2部には、豊岡先生が医院の待合室の壁に、健康維持のためのヒントを書き留めた紙を、いつも所狭しと貼り付けていたのですが、その張り紙の内容もふんだんに紹介されているからです。

 

20数年前から「電磁波の害」を叫び続けて下さっていて、「このまま進めば20年後はとんでもない人間が出て来るぞ」と事あるごとに警告を発してくれていたのですが、まさにその「20年後」が、「今」なのです。

 

税込み1650円です。

ご注文は、このアドレスへ。

 

購入予約された方々には、これから順次お送りいたします。

 

 

ありがとうございます。

 

 2024年8月8日