第156号 石川県・富山県を、338km走破

12月23日、東京羽田から石川県小松空港に飛びました。

今まで何十回となく飛行機の旅をしていて、最近は、機内に入ったとたんに爆睡し、ガタンという到着のショックで目ざめるのを常としていました。

たまに読書することもありましたが、それもつかの間、すぐに睡魔に襲われていました。

 

ところが、今回は眠るどころの話ではありません。

雲一つない快晴の中、左手に富士山を眺め、やがて、真っ白な山並みが近づいてきて、まるで、初めて飛行機に乗った小学生のように、小窓に額をくっつけて見入っていたのでした。

 

小松空港から目的地の南砺市へ。

前号も書きましたが、『土地建物用』を買うので、旅費を出すので直接現地へきて設置してほしいとのお客さんの要望にお応えした形でしたが、実を言えば、私なりの「目的」があったのです。

それは、家の写真を数枚送っていただいて「縄文式波動問診法」で調べたところ、田舎の閑散な立地条件ながら「マイナス10億馬力」と出たので、その原因を探りたかったのです。

レンタカーを走らせて、ナビに従って目的地に近づいても、高圧電線があるわけでもなし、携帯の電波塔も見当たりません。

昔懐かしい「日本の田舎風景」そのもののたたずまいでした。

 

ご家族三人だけの「勉強会」が始まり、一時間ほどして、お互いの心の垣根がすっかりなくなったころに、何気なく話されたお母さんの言葉に、「マイナス10億馬力」の原因を見つけることができたのでした。

このご家族は、数年前にここの土地を買って家を建てたということで、この土地のいわれなどは全く存じ上げておりませんでしたが、「そういえば、こんなことを聞いたことがあります」という、その話の中身が“原因”だったのです。

何百年、という単位の昔の話、ペストやコレラが大流行して死者が続出し、この辺一帯に埋めたとか、ここから戸板に乗せて山のふもとに運んで埋めたとか・・・・。

 

この話を耳にした瞬間、私がなぜここに来ることになったのかが氷解したのでした。

その方々が、私を呼び寄せたのだと、確信が持てたのでした。

 

あらかじめ送っていた『土地建物用』は、家族の手で埋めるということで、最適な埋める場所を図面に示して、2時間半ばかりの「勉強会」を終えて、この日の宿である金沢市へ向かいました。

高速道路を走っているとき、いつものとは違った感じで「憑依」の感覚があり調べてみましたら、なんと、30人もの団体さんでした。

いつものように、運転しながら浄霊したのですが、しばらくすると、またまた同じ感覚があり、今度は20人の団体さんでした。この方々も、何の感慨もなくお送りしたのですが、ふと、どこの方々だろうと思い、調べてみましたら、なんと、先ほどの土地にご縁のある方々だったのです。

その割には、冷たさや重さや痛さを全く感じなかったのでした。

 

翌日は、当初の予定を変えて、金沢から福井方面へ向かおうと思って高速に乗ったのですが、あれっと気が付くと、昨日と同じ方面に向かっています。あれゃあ、間違えちゃったと、次のインターで降りて、標識に従って、福井方面に向かったつもりが、またまた、富山方面に向かっていました。

そのうちに、またまた肩から背中にかけて違和感があり、調べてみましたら、なんと、50人の団体さんが来ているのです。

その瞬間に、わかりました。

そんなにボケてはいないはずの私が、2度も目的とは反対の路線に乗せられたのは、この方々のせいだったのだ、と。

そして、その真の目的は、私が初めての土地の高速道路を吹っ飛ばすのだから、みんなで守ってやろうというのと、昇天の途中に「ありがとうさん」とお礼の挨拶をしたいがために、私を導いてくれたんだなあと、納得したのでした。

前日下りたインターを、2度通過した時に、確信に至ったのでした。

 

結局、富山県のはずれの黒部市まで足を延ばし、持参した三種類の「イヤシロチグッズ」を、途中のサービスエリアやパーキングエリアにセットできたのでした。

ホテルのあるインターを降りる寸前に、またまたおいでになり、今度は10人さんでした。

結局、合わせて110人の方々を、それぞれの行きたい場所へとお送りしたことになります。

 

この度の前日の22日は、菅野弘一さんの運転で東京都内を回り、所期の目的を果たすことができたのでした。

25日は、羽田へ向かう途中で浜松町駅の隣に位置する、旧芝恩賜公園に入り、2種類を埋設してまいりました。

 

ここでの入場料を払う時に、大人料金を払おうとすると、窓口のおばちゃんが「65歳以上なら、70円です」というので、「あと数日で78歳です」というと、「何か証明になるものがありますか」ときたもんだ。

「78歳に見えませんか」と、おもむろに免許証を指しだしたら「申し訳ありません。お若く見えたものですから・・・」だと!

俄然、うれしくなって、おばちゃんに「ありがとう!」とお礼を言ったことでした。

 

ところで、書き忘れるところでした。

25日に3泊4日の旅を終えて会社に帰ってきたら、富山のお客さんから「設置前」「設置後」の写真が送られてきていました。

ものの見事に「マイナス10億馬力」から「プラス10億馬力」に転換していました。

 

これからもこういう、同じケースがあるのではないかなあと、かすかな希望を持っているところです。

 

ありがとうございます。

 

令和2年12月26日